同盟50年:本格化する豪州の軍事的貢献(米テロ攻撃・豪州の貢献)
2001年10月17日(水)豪州の首都キャンベラからのレポートです。
17日、豪州は対テロ戦争における米英軍への軍事的参加を11月半ばに行うと発表した。この発表は、16日の晩、米国のブッシュ大統領が豪州のハワード首相に電話を入れ、正式に軍事的参加を要請したことを受けてのものである。しかし、豪州は既に10月4日、特殊部隊(SAS)を含めた1,000人の豪州軍派遣を表明していた。
ABC(豪州国営放送)によると、豪州の軍事的貢献の内容は以下の通り。
●特殊部隊(SAS)150人
●707空中給油機2機
●P3(オリオン)海上哨戒機2機
●FA18戦闘機4機
●司令艦1隻
●フリゲート艦2隻(および配備済みのフリゲート艦1隻)
(総兵数1,550人)
■ ハワード首相の「覚悟」
ハワード首相は17日の発表で、今回の軍事行動は東チモールにおける豪州軍主導の国連軍事行動よりもはるかに危険であり、(豪州軍)から戦死者が出る危険が高いことを認めた。
■ ブッシュ大統領の謝意
ブッシュ大統領は16日のハワード首相との電話でのやりとりの中で、「私は豪州のコミットメントに深謝している。豪州の対テロ戦争への対応と戦う意思は自発的なものであり、恩を感じる。」と述べた。
■ 豪州最大野党労働党の賛同
豪州の最大野党労働党の党首キム・ビーズリーも豪州の対米英軍事協力に賛同を示し、「わが労働党はブッシュ米大統領およびブレア−英首相と緊密に協力して(shoulder to shoulder)テロと戦う」と述べた。
■ 米国下院のANZUS決議
9月11日の対米テロ攻撃と豪米同盟(ANZUS)50周年を記念して、米下院はANZUS決議を採択した。この決議はもともと、ANZUS50周年を記念して先月採択されるはずであったが、9月11日のテロ攻撃のために採択延期となった。今回、対テロ戦争における豪米の同盟としての絆の強化のため、同決議の採択が実現した。
ABCニュースの内容はhttp://www.abc.net.au/news/2001/10/item20011017104145_1.htmでご覧になれます。(キャンベラ特派員)